2006年 02月 05日
発掘版 2月5日 |
さて2月になりました。先月末から少し暖かい陽気が続き、雨さえ降りました。青空が拡がって太陽が出るとその陽射しに今までとは違う熱を感じます。雪原にちりめんのようなしわが波打ちます。しかし雨がやがて雪になりすぐ近くに感じられた新しい季節はすっと取り上げられてしまいます。昨日からまた大きな寒波に覆われています。
うちのすぐ近くの道の様子です。両側に雪の壁ができています。山だけでなく玉庭の町もご覧のようなありさまです。やはりまた雪の話になってしまいました。食料品の買い出しに出かけるところです。このところ買い出しは隣の長井市に行っています。米沢に出るよりも走りやすいですし、何よりもいいことは狭い範囲で用が足せることです。米沢には大きな店はありますが、個人商店がなかなか見つけにくいのです。ギターの練習も長井ですからそれもあってもっぱら長井に向かうことになります。道順はだいたい決まっていてまず最初は肉屋さん。この頃は「馬肉」に凝っています。馬刺しばかりではなく「馬コマ」、「馬バラ薄切り」というのがあります。どれもあっさりした味で脂肪も少なく、しぐれ煮などにすると結構いけます。鶏を丸ごと買うこともできますし、親鶏の肉もあります。年末に丸ごと一羽をグリルして食しました。親鶏は当然歯ごたえがあって、むかしの「かしわ」の味です。肉屋を出ると次は野菜です。長井にはレインボープランという運動があります。生ゴミから堆肥を作り、それを使って野菜を育てようという活動です。かなり大々的にやっているのでその方面では有名らしく、各地から視察とか見学に人が訪れるそうです。有機肥料を使うというだけでなく同時にできるだけ農薬を使わないということを目指してもいます。
先日その運動の推進協議会の会長さんにたまたまお会いしました。毎日新聞のネット板に記事を書いていたそうで、その一部をプリントしてチラシにしています。それによると化学肥料と農薬を中心とした農法では、土が急激にやせて作物の質が落ちてしまうのだそうです。野菜は味を失って紙を食べているような感じになります。土が弱ければそこで育つ野菜も弱い。その弱った作物を食べていれば、免疫力も生命力も低下する。こんなもんを食べるしかない都会の子どもの将来は大丈夫なのだろうかと心配しています。
それがあたっているかどうかは分かりませんが、味は確実に違います。なぜスーパーでは季節外れのトマトやキウリを売っているのでしょう?もちろん買う人がいるからですが旬でない野菜は美味しくないのになぜ買うのでしょうか?味覚が鈍っているからです。デパ地下の何がいいとかどこそこのなんとかを食べなきゃだめよなどという人が、今のトマトを買っているとしたら、それはひどく矛盾した味覚のような気がします。
それはさておき、この運動の販売店「虹の駅」が長井にあるのです。ここにはちょっと形が悪いけど味は抜群という果物や、みずみずしい大根などがあります。季節外れのトマトなどはありませんが、珍しい野菜や初めて見る草の干したものなどもあります。無理にハウスで育てたものでなく、今育つ野菜や昔ながらの保存食などを売っているのです。なんといっても安いのが魅力です。スーパーで300円以上で売っているキャベツがここでは100円くらいです。と分かったようなことをいっていますが、肉も野菜も買うのもこしらえるのもつれあいの仕事。野菜など私の知識では具体的な名前も出てきません。私はできあがったものを食べて、うーん酒がうまいと悦に入っているだけなのです。でも物価が上がったとかいって政府がトマトやキウリの値段を調べたりしているのはおかしいと思いますよ。今ごろトマトやキウリの値段を調べても高いのは当たり前ではないか、サンプリングとして通年で調べる必要があるのかもしれませんが、旬のものを選べばいいのにと思います。
次に虹の駅の向かいのスーパーに行きます。牛乳、チーズなどの乳製品、加工品、そして魚を買います。残念ながら町中にまだ魚屋さんを見つけていないのです。しかしヨークベニマルにもいい魚があります。ここ置賜には太平洋からと日本海から魚が来ます。もちろん長崎や北海道の魚もあります。キチジ(キンキ)やキンメダイなど高い魚は敬遠。カンパチやタラのアラがあれば飛びつきますが養殖物には手を出しません。イカやトビウオなど美味しいですね。酒田沖で獲れた小さめの真鯛、刺身でも煮付けでも実にうまい。当然頭はうしお汁です。季節的には「どんがら汁」です。これは鶴岡や酒田の料理で、真鱈を頭もモツも含めてぶつ切りにして、豆腐や白菜、ネギなどを加えて味噌で味付けをする鍋料理です。肝、卵、白子など酒がすすみますね。酒といえば昨日でなくなってしまったのですが、寒河江の銀嶺月山、搾りたてという薄く濁った生酒、これが美味でした。少し甘口ですが、アルコール度は19度。調子に乗って杯を空けると目が回ります。酒を知っている人は、どう判定するかは分かりませんが、それほど強くはない私は充分に楽しめます。
さて今夜は何を飲みますかね。
うちのすぐ近くの道の様子です。両側に雪の壁ができています。山だけでなく玉庭の町もご覧のようなありさまです。やはりまた雪の話になってしまいました。食料品の買い出しに出かけるところです。このところ買い出しは隣の長井市に行っています。米沢に出るよりも走りやすいですし、何よりもいいことは狭い範囲で用が足せることです。米沢には大きな店はありますが、個人商店がなかなか見つけにくいのです。ギターの練習も長井ですからそれもあってもっぱら長井に向かうことになります。道順はだいたい決まっていてまず最初は肉屋さん。この頃は「馬肉」に凝っています。馬刺しばかりではなく「馬コマ」、「馬バラ薄切り」というのがあります。どれもあっさりした味で脂肪も少なく、しぐれ煮などにすると結構いけます。鶏を丸ごと買うこともできますし、親鶏の肉もあります。年末に丸ごと一羽をグリルして食しました。親鶏は当然歯ごたえがあって、むかしの「かしわ」の味です。肉屋を出ると次は野菜です。長井にはレインボープランという運動があります。生ゴミから堆肥を作り、それを使って野菜を育てようという活動です。かなり大々的にやっているのでその方面では有名らしく、各地から視察とか見学に人が訪れるそうです。有機肥料を使うというだけでなく同時にできるだけ農薬を使わないということを目指してもいます。
先日その運動の推進協議会の会長さんにたまたまお会いしました。毎日新聞のネット板に記事を書いていたそうで、その一部をプリントしてチラシにしています。それによると化学肥料と農薬を中心とした農法では、土が急激にやせて作物の質が落ちてしまうのだそうです。野菜は味を失って紙を食べているような感じになります。土が弱ければそこで育つ野菜も弱い。その弱った作物を食べていれば、免疫力も生命力も低下する。こんなもんを食べるしかない都会の子どもの将来は大丈夫なのだろうかと心配しています。
それがあたっているかどうかは分かりませんが、味は確実に違います。なぜスーパーでは季節外れのトマトやキウリを売っているのでしょう?もちろん買う人がいるからですが旬でない野菜は美味しくないのになぜ買うのでしょうか?味覚が鈍っているからです。デパ地下の何がいいとかどこそこのなんとかを食べなきゃだめよなどという人が、今のトマトを買っているとしたら、それはひどく矛盾した味覚のような気がします。
それはさておき、この運動の販売店「虹の駅」が長井にあるのです。ここにはちょっと形が悪いけど味は抜群という果物や、みずみずしい大根などがあります。季節外れのトマトなどはありませんが、珍しい野菜や初めて見る草の干したものなどもあります。無理にハウスで育てたものでなく、今育つ野菜や昔ながらの保存食などを売っているのです。なんといっても安いのが魅力です。スーパーで300円以上で売っているキャベツがここでは100円くらいです。と分かったようなことをいっていますが、肉も野菜も買うのもこしらえるのもつれあいの仕事。野菜など私の知識では具体的な名前も出てきません。私はできあがったものを食べて、うーん酒がうまいと悦に入っているだけなのです。でも物価が上がったとかいって政府がトマトやキウリの値段を調べたりしているのはおかしいと思いますよ。今ごろトマトやキウリの値段を調べても高いのは当たり前ではないか、サンプリングとして通年で調べる必要があるのかもしれませんが、旬のものを選べばいいのにと思います。
次に虹の駅の向かいのスーパーに行きます。牛乳、チーズなどの乳製品、加工品、そして魚を買います。残念ながら町中にまだ魚屋さんを見つけていないのです。しかしヨークベニマルにもいい魚があります。ここ置賜には太平洋からと日本海から魚が来ます。もちろん長崎や北海道の魚もあります。キチジ(キンキ)やキンメダイなど高い魚は敬遠。カンパチやタラのアラがあれば飛びつきますが養殖物には手を出しません。イカやトビウオなど美味しいですね。酒田沖で獲れた小さめの真鯛、刺身でも煮付けでも実にうまい。当然頭はうしお汁です。季節的には「どんがら汁」です。これは鶴岡や酒田の料理で、真鱈を頭もモツも含めてぶつ切りにして、豆腐や白菜、ネギなどを加えて味噌で味付けをする鍋料理です。肝、卵、白子など酒がすすみますね。酒といえば昨日でなくなってしまったのですが、寒河江の銀嶺月山、搾りたてという薄く濁った生酒、これが美味でした。少し甘口ですが、アルコール度は19度。調子に乗って杯を空けると目が回ります。酒を知っている人は、どう判定するかは分かりませんが、それほど強くはない私は充分に楽しめます。
さて今夜は何を飲みますかね。
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by tamaniwaworkshop
| 2006-02-05 13:39
| 発掘品